この度、たなご釣りの後継の人材の育成、及び釣り愛好家の裾野を広げる為、ジュニア倶楽部員の募集を開始する事となりました。理由は様々ですが一番の理由は折角始めようと思っても魚が釣れないとか釣り方がわからないとかの話を耳にすることが非常に多いからです。最近釣り堀で釣りを教えていると「ゲームでは釣れたのに…」と平気で言う子達が実に多いのに驚きます。今の子供たちは現実と仮想の世界の区別がつかないのです。これは今後の日本の社会へ暗い影を落とす事と思います。仮想の世界と言うのはあくまで理想または空想であり、それに憧れるのは構いませんが現実と混在しているとなると精神疾患の患者とあまり変わりありません。健全な精神状態では無いと思います。例えるなら「変身ヒーローに憧れる」と「自分は変身ヒーローである」と同じです。因みにゲームでは釣れたのには後者にあたります。たかが子供が言った事に何を言っているんだとお思いの方も多いでしょうが子供のうちに精神面は非常に多くの事が形成されます。社会への適応性も然りです。「貧すれば鈍す」と言う言葉がありますが今になればとても良くできた言葉だなと思います。これは最近では良く金銭面での例えに使われますが実際は豊かな心、精神面での言葉であると痛感させられます。世の中を見渡してください。鈍している方々が非常に多い事に気づく筈です。誠に残念ながら現代日本はそんな方々が跳梁跋扈する国となりました…。
さて何を申し上げたいかかなり論点がズレましたがせめて釣りに係る人達くらいは心が貧しい人間になって欲しくはないと思うのです。それも含め、折角釣りの世界に足を踏み入れてくれた子供たちが道を迷わない為のせめての道標としての役割を果たしたいと思います。
取り敢えず募集要項の方はホームページ上にお知らせとして掲載いたしました。また記載してある通り、この倶楽部活動はこちら側だけの一方的な主導ではありません。最低限の流れは作りますが最終的なより良い俱楽部活動はジュニア俱楽部の皆様が創り出すことが出来る様に配慮いたしました。自分で考えて提案していく事。自主性に基づく活動。これが理想です。この活動を見守り、手助けする事が大人の役目。そう考えています。わからない事があれば聞いて下さい。無い知恵を絞り精一杯お答えしたいと思います。ではご応募お待ち申し上げます。
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