なんだかパソコンの調子が悪くなり暫くぶりで筆を執ります。(夏の暑さのせい?)
その間色々ありました。
当倶楽部が協力いたしましたさかなクンの「ギョギョッとサカナ★スター」でタナゴ回が放送したり、久しぶりで霞ヶ浦で開催された「バサーオールスタークラシック」を見物に行って来たり、勿論たなご釣りも少々糸を垂れました…。
他にも何だか面倒くさいことも色々ありましたが割愛させて頂きます。
まあたなご釣りのブームも一段落と言った感じです。これは対象魚が各地で減少してしまったのも一因かと思います。(因みに手賀沼では昨年より増えましたが…)
さて自助努力と言う言葉があります。言葉の通り他力本願ではなく自らの行動により結果を出すと言う事。これは釣りにも当てはまります。魚が勝手に増えるのを期待したり、誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく自ら行動を起こすとこそが重要だと思います。但し他の所の魚を自分の釣り場に沢山持って来たりすることではありません。これでは本末転倒。右から左に動かしたに過ぎません。言いたいことは自分の良く行くエリアの魚が住みやすく、増えやすい環境づくりが大切だと言う事です(※釣りやすい様に構造物をつくる事ではない)。他にも乱獲の問題もあるでしょう。勿論農薬による影響も少なからずあります。(これはたなごだけに限りませんが…)他にも様々な要因がたなご達に襲いかかっています。さて彼らの代弁者たるたなご釣り師は何をしているかと言えば闇雲に釣果を重ねる事に対して狂奔しています。釣るなとは言いませんがそろそろ次のステージを考えた方が良いかもしれません…。
今回つり人社様主催の「バサーオールスタークラシック」を去年に引き続き見学させて頂きました。結果は伊藤巧選手の見事な逃げ切りで終わりました。会場のお客様は年に一度のお祭りに浮かれていましたが関係者の皆様は溜息をついておりました。何故なら魚が釣れないからです。魚が釣れなければ当然商品は売れません。釣り道具の売り上げの7割近く牽引している市場ですから売れなければ当然他の釣り具にも影響が出ます。バス釣りは勿論今まで他の釣りでスポンサードを受けていた人たちも契約を切られたり、売り上げが減れば企業に余裕が無くなり様々な商品が店頭に並ばなかったり、売り上げの悪くなった釣り具店も閉店の憂き目に遭います。悪循環が続き、市場の小さなたなごも当然商品の点数が減ったりしています。コロナ蔓延時はアウトドアで安全な趣味としてもてはやされた釣りですが皆様「魚が釣れない」と言う事でやめてしまいました。簡単に申し上げますと対象の魚が居なければ道具は無用の長物と言う事です。東京湾で絶滅してしまった脚立釣りの青ギス用の竿も今ではもう振っている人はおりません(多分)。凝った道具を必死に買い求めるのも良いですが使う対象が居なければ何にもなりません。その事だけはお忘れなく…。
そういえば「柏市民新聞」様から取材も受けました。
「たなごの保全について」の取材です。手賀沼で絶滅危惧されているアカヒレタビラの放流についてお話をさせて頂きました。取材ではメンデルの法則に従い遺伝子が濃くなれば劣性遺伝になり奇形が生まれたり、繁殖力の減退が起き最終的には絶滅すると申し上げました。数が居るうちに何とかしないと最悪の事態になるのは免れない事実です。1000のうち1の導入であれば環境の人達の言う形状などの地域性がほぼ失われることはありません。ただ地域性は食物や環境に寄るものが大きいと思います。(そもそも同種の生物での地域性と言うのが曖昧でどんな意味なのか良く分かりませんが…)さかなクンのたなごの放送回では幹細胞移植(クローン)のお話をしてましたがそうなる前に何とかしたいものです。良く遺伝子汚染なるセンセーショナルな言葉が使われますが同族であればこの言葉は適当で無いと思います。あくまで他魚種のハイブリッド(混血種)で使われるべき言葉が過大解釈され使われている現状を危惧します。国内移入種がいつの間にか国内外来種であったり(※県を跨ぐと海外なんでしょうか?)、琵琶湖固有種なる言葉を勝手に造ったり訳が分かりません。元々は琵琶湖の魚は周辺に住まいを構えた渡来人が持ち込んだものとして文献もあるのにもはや歴史を捏造しています。そこにいない筈の魚が居るのでこのままでは地域性が壊れてしまうと言うのはわかりますがその地域の遺伝子云々と言われるのであれば検体を採るのに相当の魚を殺さなければなりません。また金額もかかります。その論説を正しいと仰る彼らは実際にそれだけの検査をしているのでしょうか?甚だ疑問であります。
まあそんな事などつらつらと考えながら秋の夜長を過ごしました。
在来生物の減少は果たして外来生物に寄るものかそれとも取り巻く環境なのか?
お金目当てなのかそれともプライドなのか?
はてさて結論は如何に?
答えは100年後かな(笑)
あっ!そういえばお魚キラー(もんどり)撲滅運動に進展がありました。それはまた後程ご報告させて頂きます。
ではまた。
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