小春日和ですね。

 昨日の天気と打って変わって本日はなんとも暖かい陽気となりました。家にいるのは勿体ないという事で午後になってから手賀沼にぶらり出かけてみました。

 昨日の悪天候に嫌気がさしたのか散歩している方もあまり居りません。それでもぶらりぶらりと手賀沼に面している釣り場を覗くとタナゴ釣りの方はおりませんが真ブナ釣りの方が結構おられて竿を曲げています。朝のうちはだめだけど午後になったら漸く食い始めたとの事。手のひらサイズを多数仕留めていました。水の色は昨日の雨で茶色く濁っております。それが功を奏しているのかわかりませんが次々とかけています。あれ?これはたなご様も行けるのでは?と邪な考えのもと北岸へ移動しいつもの場所を覗くと釣り場が水没寸前。流れ込みも轟々と音を立てております。魚の姿は全くありませんがわざわざ来たので糸を垂らしてみました。流れの弱い反転流付近に入れますが全く反応がありません。物陰から出てくるのを期待したのですが魚の姿はありませんでした。これは春になると出てっちゃう現象?水位からするとその可能性も否めません。いつもは早くても2月下旬の暖かい雨の時あたりからいなくなるのですがやはり暖冬の影響でしょうか?仕方ないのでまた南岸ぶらり旅に戻りました。数か所見て回りましたが魚が居りません。やはり昨日の雨の影響がかなりあったと言わざるを得ません。どうも釣り場がたなごから真ブナ(乗っ込み?)へとシフトしまった様です。こりゃあイカン!と、こちらも影響の少なそうな小場所狙いに変更です。数か所目で漸くタナゴ釣りの方2名に出会いました。この場所はいつもはもう少し人が入っている筈なのですが本日は釣れないとの事で帰ってしまったそうです。因みに市川と船橋から来られた方でした。(遠方よりご苦労様です)

 さて竿を出して見るとご多聞にもれずアタリがありません。然し暫く続けると漸くアタリが…。釣り頃のタナゴ様がひらり舞います。しかしその後アタリが全く無くなりました。暇なのでお二方とお話をしていると置き竿にアタリがありました。これはと打ち直して見ましたがノーピクです。そうこうしているうちにお二人は時間となりお帰りになりました。自分もそろそろ帰ろうかなと思っていたらあがりたなごが釣れました。計2匹、両目が空きました。這う這うの体で退散です。孤軍奮闘、援護射撃もなく危うく討ち死にするところでした。

 帰り際、手賀沼の方を見ると例の外来植物が枯れて島になっています。こうしてみるとだいぶ岸際がやられています。このままでは魚の産卵行為などにもかなり影響が出ると思われます。昨今のへら等のはたきが短いのもこいつらの所為かも知れません。(あくまで憶測ですが)タナゴ達の産卵床の2枚貝もこのジャングルに絡み取られて絶命しているケースもあると聞きます。外来種なので食物連鎖の輪に入ればここまで増殖しなくなる筈なのでしょうがこれを食べる生き物は何でしょうかね?早く淘汰する種が出てくれば良いのですが…。(例 アメリカシロヒトリに対するムクドリ)ではまた。


日本たなご釣り倶楽部

釣りは伝承の遊びです。 現在、様々な釣りが消えています。 このたなご釣りも消えないように後世に伝えられたらと思います。