北へ帰れ!

 このタイトルでピン!と来た方はウルトラ好きです。ウルトラセブンで古橋隊員(毒蝮三太夫♥)が主軸で自己犠牲について描かれた回でした。子供ながらに感動したのを覚えています。で、特に自己犠牲とは関係なく法事で秋田に行くついでにキタアカに会いに行ってきました。午前中に到着はずが途中の高速道路が通行止めになり余計な一般道の走行の為、予定より2時間の遅れと長い走行距離でくたくたです。予定していた十文字ラーメンは食べられず、現地のラーメン屋に入りました。(´;ω;`)

とりあえず腹ごしらえをして釣り場に向かいます。(なかなかおいしゅうございました♥)

 ここは池と用水路と両方楽しめる贅沢な釣り場で来たのは三年ぶりになります。霧雨のなか場所の状況を確認する為にまずは池の方から釣り始めます。餌を打ちこむ事10分。ノーピクです。以前の賑やかなアタリが全く以てありません。これはヤバいですねと用水路に向かいます。するとちらほら魚影が…。これは何とかなるかもと流れの依れに仕掛けを入れるとなかなか水流が強いのでグルテンがもちません。こんなこともあろうかとマルキュー様の黄身練りを用意しておりました。現地で作れる便利物。重宝します。漸く釣りになり、魚影に餌が届きます。コツンという小気味良いアタリに合わせをくれるとなんと釣れてきたのはオイカワ君です。秋田の釣りのお約束的な魚です。次はどうかと合わせると今度はハヤ君です。(元気一杯釣れまくりとなりました。)

(途方に暮れる様を奥方がこっそり撮影していたので無様な姿をご覧ください。)

 そんなこんなでいつかはヤリかアカヒレが来るに違いないと釣りを続けているとやっと来ました!待望のキタアカ様です。

でも一時間で6匹という貧果。腕が知れます。前回の30分で30匹が懐かしい記憶に…。残り30分は池でリベンジを狙います。(もうハヤとオイカワは釣りたくなかったので…。)

 最初に入った前回爆釣した場所から季節の進行を推測します。前回より訪問がひと月遅い事と天候不順により、多少の濁りが入っている事を鑑み大き目の障害物周りの場所に狙いを絞ります。すると池でも漸くアタリが…。ひらりと舞う魚体は紛れもなくアカヒレです。

 コツコツとアタリがありますが在来独特の元気にウキを沈めるアタリがありません。これは冬のはしりかもと草などが覆いかぶさって放射冷却を防ぐ場所に狙いを定め、仕掛けを送り込みます。するとこれがビンゴ!次々と魚が舞い踊ります。夢中で釣りをしていると集合写真を忘れておりました。慌ててバケツに水を汲み、釣れたタナゴに少々我慢をお願いします。

慌てたのでゴミが入っちゃいました。ごみんなさい。(おやじですね)

 ここでタイムアップ。タナゴさん達に別れを告げ、土産など早々に買い物をして五時のチェックインに向かいます。そして宿泊先周辺の去年来た時に美味しかった焼き鳥屋さんで夕食。明日の法事の後の帰りの長距離走行に恐怖しながら舌鼓を打ちました。

 今回は無事に釣りをする事が出来ましたがここ数年の在来たなごの激減に同県のÝ市の様に竿を持っているだけで通報されるような事態にこの場所もそのうちになってしまうと予想されます。日本の在来たなご類は皆、絶滅危惧種です。十分その可能性はあります。懸命な皆様、こんな楽しいたなご釣りが出来る限り長く続けられる様に在来種の持ち帰り地元住民との軋轢などは起こさない様にお願いいたします。

日本たなご釣り倶楽部

釣りは伝承の遊びです。 現在、様々な釣りが消えています。 このたなご釣りも消えないように後世に伝えられたらと思います。