この間まで暑くてあの世逝きな気温だったのですが、この所は急に涼しくなりました。
前回新仔ちゃんも挙って来ていたのでその後の様子を確認にホームに馳せ参じました。
現場に着くと平打ちもなく只々静かな水面です…。なんかヤバそうな雰囲気が漂っています。
取り敢えずいそいそと支度をし、餌を打ち込みました。すると反応なし…。今更移動をしてもしょうがないので暫く様子を見てみる事にしました。
諦め半分で何回か餌を打ち直していると待ち人(たなご様)が漸くお出ましです。ちらほらと小さな魚影が見え始めました。そして…。
ふわっとシモリが動きます。
すうっと竿を上げるとぴぴっと新仔特有の細かい振動が竿に伝わって来ます。
そして水面から可愛らしい姿が躍り出ます。
落とし桶に入れ、糸の張りを緩めると針から外れて自からで泳ぎだします。
完了。完遂。達成。取り敢えずオデコは免れました…。
そのまま釣り続けるとあれよあれよという間に桶が一杯に…。
こいつはいかん!と車に「たなご活き活き君一号」(勝手に命名(笑))を取りに。この調子では数を数えるのも大変とカウンターまで持ってきました。(ところがたなご活き活き君に思わぬ落とし穴が…!)
こちらがたなご活き活き君1号です(笑)
その後もモロボソのアタリも無く順調です。一体どうしたのでしょう?やはり水温が下がったので彼らの棚が少し深くなったのでしょうか?謎と秋は深まるばかりです。
暫く釣りをしていると何やら糸が漂ってきました。邪魔なので引っ張るとズルンと外れて何かついてきます。なんじゃこりゃと引き上げてみるとスピナーベイトでした。
糸は10lb位でしょうか?どうも根がかりして竿の所から糸を切り捨てた様です…。
岸からこんな葦際を釣るには細すぎます。プロの方はボートでやっているので魚のコントロールが効くので細い糸が使えますが岸では14lb以上の方が無理が効くので釣果が上がります。私はこの釣りは17lbを使い障害物にゴリゴリ擦りながら釣りをしてました。糸の太い分、多少乱暴に障害物を通しても平気だし、その方が釣れるからです。雑誌に書いてある事を鵜呑みにしているいい例ですね。本当は自分で考えなくちゃ面白くないんですけどね。
そんなこんなで70を超えたあたりで「こんにちは!」と声がします。
振り返るといつもの漁協の方が…。どうしましたか?と尋ねるとなんでも車のナンバーが違うので様子を見に来たとの事。そういえばナンバー変更したんだっけ。どうも密漁者に間違えられた様です…。なにはともあれ折角だから情報交換をいたしました。なんでも先週も密漁者を捕まえたとの事。犯人が言うには網はもらい物で魚を取って飼うんだと言い訳をしていたそうです。飼うにはどう見ても数が多すぎるし網も4つも沈めていた様です。高齢の方が儲け話があると乗っかって犯罪に加担している例が最近増えてきました。犯罪だと知らずにやったでは済まないのです。「皆さんそうおっしゃるんですよね」と警察官の方に微笑まれながら質問を受けた時には前科者になっちゃうんですけど…。皆様ご注意を。
最後に漁協の方に回収した糸とルアーを見られ、ゴミの回収もなさるんですねと言われ釣り人として恥ずかしいやら悲しいやらなんとも複雑でしたが「ありがとうございました。」とお礼を言われ、なんかスッキリいたしました。そう。当倶楽部は啓蒙しなくてはいけないのです。たなご釣りの人はマナーが良いと言われる一助になればと草の根運動です。
さあ気を取り直して釣りを再開です。そして…。
お久しぶりの一束達成です。
まだ時間があったのでその後も釣り続け123匹で納竿。約2時間余りの釣りです。
さてたまには集合写真でもと思ったら「たなご活き活き君一号」から魚がかなり脱走しておりました。原因は折りたためる事の便利さと引き換えの勝手にたたんでしまう現象が要因の様です。ちらほら飛び出していたのは解っていたのですがまさかこれ程とは…。改良の余地ありです。さて残りで撮ろうかとも思いましたが水から上げたら元気過ぎて跳ね回り飛び出しちゃうので集合写真は諦めました。皆様お上手なんですね…。
今日は実に良く釣れました。久しぶりに研ぎ針を使った事と45センチの短竿のエリアに魚が入って来たのが要因です。確実に秋の新仔パターンです。また魚の動きにより変わってくるのでしょうが暫く続いてくれることを願います。ではまた。
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