人跡未踏の地で白鳥と針研師を見た‼(がま口探検隊シリーズ?)

  皆さん元気でお過ごしでしょうか?政府は緊急事態宣言をとうとう全国に拡大いたしました。政府は今回もSARSの時の様に対岸の火事で終わると思っていたのでしょうが、国の無策による空白の20年と言われる経済失策のおかげで日本が弱体化しているのを見誤り完全に後手に回りました。この様な事態の場合は小出しの対策は意味を持ちません。早々に台湾の様に対策を切り出した国の勝利です。これは国のかじ取りをする人選の過ちが齎した人災で御座いましょう。民草が貧する国は栄えた試しは御座いません。まあ嫌な話はこの辺で次のコーナー行ってみよう!(Ⓒいかりや長介)

 本日は千葉県にとある事で日本一になった国定公園にk理事とやって参りました。自粛ムードはどこ吹く風か駐車場は満車です。しかし駐車場近くの釣り場はガラガラ。先日までの賑やかさはどこへやら…。いや!釣り人は自粛を実践して身をもって示しているに違いない!と勝手に思いこむ事にして散策を始めました。すると第一白鳥発見です。

 この時期の白鳥は抱卵の為に狂暴になります。いつもは人懐っこいのですが威嚇してきます。普段なら駐車場周辺に抱卵場所を作るのですが駐車場が混み合い作れないのでしょう。今回の騒動の被害者でもあります。いつまでも構っていると白鳥に申し訳ないので移動です。すると漸く釣り人の姿が見えました。然しいつもの三分の一程度しか居りません。暫く見ていましたが誰も竿を上げていません。あれ?釣れないのかな…。

 再び散策開始です。すると昔の名所に家族連れが賑やかに楽しく釣りをしておりました。釣果はそれ程でもない様ですが良い思い出になった事でしょう。家に籠っていたストレスを空の下で思う存分発散してお帰りになって下さい。さあ再び移動です。

 散策を続けていると妙齢の女性が釣りを楽しんでいるのを見かけたのでお話を伺うと鮒釣りの道具立てでどうもたなごを狙っているとの事。その道具立てでは難しいですよとお話しすると釣り方を教えてほしいとご依頼が。ほんまもんを見せたるわい(※本当はこんな言動ではありませんでした)とk理事が指導役を買ってでました。

 k理事に女性からの熱い視線が注がれます。最初は慣れない道具と魚のサイズに翻弄されましたがそこは名人。きちんと修正し、あれよあれよと片手を釣り上げました。その間、アタリの取り方等のたなご釣りの解説もあり誠にそつがありません。これでたなご釣りファンがまた一人増えました。道具にもお困りだったのでいつもお世話になっているたなきち様を紹介させて頂きました。皆様も釣り場で困っている方がいらっしやったら手を差し伸べてあげてください。たなご釣りの面白さを教えてあげて下さい。宜しくお願い致します。さて本日の散策はこれにて終了。最後にたなきち様により育房さんにこんな様子のお客様がいらっしゃるのでと宜しくとお願いしてこちらも根回し完了。暫し談笑してお店を後にしました。

 皆さん。こんな状況なので非常にお辛いと思いますがこれ以上のコロナウイルスの拡散を防ぐ為に出来るだけ我慢です。本来であれば3月上旬にやらなければならない事を今から始めるのですから期間や規模は数倍かかる事は間違いありません。国民の負担も相当なものになるでしょう。重要なことはこれを忘れない事です。どうしてこうなったか。記憶に刻み込んでください。それが次へのステップです。最後にk理事の背中で語る男の哀愁でお別れです。ではまた。

日本たなご釣り倶楽部

釣りは伝承の遊びです。 現在、様々な釣りが消えています。 このたなご釣りも消えないように後世に伝えられたらと思います。