今回初めての試みとしてBARA30×30と言う競技を行いました。
残念ながら今回30匹釣られる方はおりませんでしたが非常に興味深い結果を得ました。
今回の競技までは指定された場所にくじ引きで入ると言うスタイルでしたがくじ引きまでは同じですがその後自由に好きな場所に入れるスタイルを採用いたしました。自分で選べる場所。たしかに自由ではありますがそこには常に釣れる場所を見極める技量が付きまといます。今回見ていると集団心理なのか人のいる場所に吸い込まれる様に集まってしまいました。昔バスのトーナメントに出ていた時にこういう光景を良く目にしました。所謂船団と言う奴です。精通している人はピンスポットを把握しており、その場所から次々と魚を抜きますが周りのボートは竿も曲がらずただ浮いているだけ、暫くすると一人抜け、二人抜けして釣れる場所に浮いている方だけになるのですが今回の競技は一発勝負。場所の移動は出来ません。その代わり色々な場所で試釣が出来る時間が設けられていました。皆さん楽しく固まっていつものように縁故釣りを楽しんでいましたが、そんな中でもタナ研の皆様は移動しながら場所の見極めをしていた様に思います。やはり経験値の差でしょうか。魚がいなければいくら凄い仕掛けでも太刀打ち出来ません。一に場所。と言われているのが今回良く解りました。しかし混んでいる場所でもパラダイスはあります。うまくそこに入れれば人に釣り勝てます。逆に釣りの腕や仕掛けなどでしのぎ切れない状態に陥る場合も当然存在します。今回は一発勝負だったので特にそれが顕著でした。いつもなら予選等で複数回チャンスはありますが一発勝負はそれがありません。残念ながら今回帳尻合わせが得意な上位ランカーが下位にに沈んでしまったのはそう言う理由だと思います。
やはり今回のキーワードは集団心理と場所の見極めそして自分の釣りだったのかなと思います。釣り座を見極め、人のいない場所で自分の釣りを完遂した長島さんに惜しみない拍手をお送りしたいと思います。優勝おめでとう御座います。また入賞された方々には次は更なる高みを目指し切磋琢磨をお願いします。決して努力は無駄になりません。優勝カップを手にするのをお待ち申し上げます。
ではまた皆様にお会いできる日まで。
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