薔薇たなご釣り選手権大会30×30について

 表題の件ですが趣旨説明をと思いまして筆を執ります。

 なんで今まで通りの薔薇たなご~をやらないのか?と言うご質問が寄せられました。

 何故か?

 簡単に言うと魚体の保護を最優先に考えた結果です。そしてさらにスリリングな展開を求めたからです。然し真意はそこではありません。現在の数釣り偏重なたなご釣りに対してアンチテーゼを示したかったからです。数釣りは時間があれば際限なしです。本当に時間さえあれば数は幾らでも伸ばせます。(条件として釣り続けられる体力と釣り続けられる場所があればですが…)大体の方が自分の1回の釣行に対しての匹数を申告される方が多い様に思います。中にはきちんと時間で申告される方もおります。これは時間と言う基準があってわかりやすいですね。さて問題は釣行時間が人によって違うのに匹数でものを語るのはおかしくないか?と言う事です。つまり人より数が多く釣れているのを自慢したい人はより長い時間、釣り座に座っているという事です。これは実に粋ではありません。江戸っ子は長っ尻を嫌います。飲むのもちょんの間の梯子酒です。だから昔は角打ちのお店なんかが流行ったんですね。あれ?話が脱線しました。軌道修正です。つまりは同じ場所にいつまでも座られると他の釣り人が釣れる機会や場所が減るという事です。大体そういう場所は釣れる場所なので頑として動きません。空いててもそこで釣りをしようものなら俺の場所で何んで釣りをしているんだと罵声を浴びせられることが多いです。でも大体の場所は公共の場所であり占有は出来ません。それをあくまで主張すれば不法占拠にあたります。中には俺が釣りやすく整備した場所なんだから何が悪いんだと開き直る方もおりますが公共の場を許可なく自分勝手にはいじれません。それは犯罪もしくは迷惑行為に該当いたします。他にも長時間にわたる迷惑駐車やごみ捨ての問題ですね。ご自分の行為でこれらに該当する皆様はお気を付けください。世の中の流れ的に釣り禁止にされる恐れがあります。どうしてもと言うのであればご自分の場所をおつくりになる他ありません。現に私共の他にも自分の意に添うように池を作っている方もおりますよ。我を通すのであればそれなりのお金と時間と努力が必要となります。それはたなご釣りに限らず他のこともご一緒かと…。あれ?また脱線しました。言わんとしている所はそこではありませんまずは修正修正…。

 何故30匹か30分か?と言う事ですね。今までの通り30分での競技。それも魚体の保護には貢献しているとは思います。然しながら出場される皆様が誠にお上手なのでそれなりの匹数を釣ってしまいます💦流石名人の集いです。そして時間と言う規制はありますが匹数が勝敗の基準となってしまいます。別に数釣りを否定をするつもりはありませんが他の団体でも昔から数釣り基準の大会はやっております。そして当倶楽部は30分という枠組みの中でで開催しておりましたがその基準も考え直さなければいけないくらい対象魚が減りつつあります。ではどうしたら良いのか?際限のない匹数を追いかけても進歩はありません。では到達点までの速度を競う競技は如何なものか?と言うのが今回のテーマであります。数釣り競技も同じ速度での争いです。然し明確にタイムを競うものではありません。今回提案するのはタイムを主に競う大会。最速は誰か?と言う事です。より純粋に速度を競う大会。これを目指していこうかと思います。勿論到達しなければいつもの通り30分で終了。そこまでの匹数で検量となります。つまりは最低でも1分に1匹釣らなけば成立しない。簡単だと言われる方もおりますが実際いざ競技になると到達しない方々も結構おります。届きそうで届かないそんな感じでしょうか?然し釣る人は必ず釣ります。これは間違いありません。またそういう人の無駄のない所作は一つの見どころでもあります。さてレベルアップした競技内容。是非参加してその目で見て感じて頂きたい。そして世界一の最速王が誕生するのを目撃してください

※協賛各社より色々素敵な賞品が届いています。大変な世相の中本当に有難う御座います。

ではまた。


日本たなご釣り倶楽部

釣りは伝承の遊びです。 現在、様々な釣りが消えています。 このたなご釣りも消えないように後世に伝えられたらと思います。